FXで勝ち続けるために最も重要なのは、手法ではなくメンタルです。
トレードは「感情との戦い」と言っても過言ではありません。
僕も、勝ちが続いた後にロットを上げすぎて全て吐き出したり、連敗で自信を失って冷静さを失ったりと、メンタルの乱れで資金を減らした経験があります。
この記事では、連敗・連勝時に崩れないためのメンタルコントロール術を、実体験をもとに解説します。
目次
結論|感情を“コントロールする意識”を持つだけで結果は変わる
- トレード中の感情は完全には消せない
- だからこそ「感情が出たときの対処法」を決めておく
- 勝っても負けても“平常心”を保てる人が最終的に勝つ
連敗時のメンタルコントロール
感情の状態
- 「また負けた」「手法が間違っているのか」と焦りが出る
- 再現性を確認せずに新しい手法を探し始める
- ロットを上げて一発で取り返そうとする
対処法
- 損失を取り返そうとしない
- トレードを一度止めて、「自分のルールを守れたか」を見直す
- ロットを下げて再スタート
- 資金ではなく、冷静さを取り戻すことが先
- 勝率よりも“再現性”を意識
- 手法を変えずに、同じ条件で淡々と検証を重ねる
僕はかつて、3連敗のあとにロットを2倍にして「取り返そう」として一晩で全て失ったことがあります。
それ以来、「連敗=休む合図」と捉えることを意識するようになりました。
連勝時のメンタルコントロール
感情の状態
- 自信が膨らみ、「自分はもう勝てる」と錯覚する
- ロットを増やす、根拠の薄いエントリーが増える
- 負けた瞬間にメンタルが崩壊する
対処法
- 勝ちトレードを“冷静に分析”
- その勝ちは実力なのか、運なのかを判断
- 利益を出してもルールを変えない
- ロット・損切り・利確ルールは一定に保つ
- 勝ち続けた後ほどトレード回数を減らす
- 勝ちトレード後の“気の緩み”が一番の敵
連勝後こそ「いつも通り」を意識する。
僕は好調な週こそ、最後の1日を“トレードオフデー”にしています。
感情を整える3つの習慣
① トレード記録をつける
- 数字で自分を見える化すると、感情の波が小さくなる
- 「何に反応して負けたか」を客観的に把握できる
② トレード前のルーティンを持つ
- 一呼吸置く・音楽を聴く・環境を整えるなど
- “いつもの状態”を意識するだけで判断が安定する
③ 勝敗を「良い/悪い」ではなく「正しい/間違い」で考える
- 勝ってもルール外なら“間違いトレード”
- 負けてもルール通りなら“正しいトレード”
- この視点を持つとブレなくなる
僕の実体験:崩れたメンタルを立て直した方法
一時期、連敗が続いて「もう自分は向いていない」と思った時期がありました。
でもトレード記録を見返すと、ルール外のエントリーが7割を占めていました。
そこから「1日1〜2回のチャンスだけに絞る」ようにした結果、負けは減り、メンタルも安定しました。
メンタルは訓練で強くなる。これは僕の実感です。
まとめ|感情を排除するのではなく、“整える”
- メンタルは消すものではなく、整えるもの
- 連敗時は「焦らず」、連勝時は「浮かれず」
- トレードの目的は“勝つこと”ではなく、“続けること”
焦っても、怒っても、相場は何も変わりません。
変えられるのは自分の行動と心の状態だけ。
それをコントロールできたとき、トレードは一段上のステージに進みます。
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