「なぜか勝てない…」
その原因は入っている相場がそもそも難しいからかもしれません。
僕自身も初心者のころ、レンジ相場で無駄にエントリーしては小さな損切りを繰り返したり、指標直前のボラで一瞬にして損失を出したりしました。
どれだけ手法を学んでも、地雷のような相場環境に入ってしまえば勝率は下がります。
この記事では、初心者が特に避けるべき危険な相場環境3つと、その理由・見分け方をリアルな体験を交えて解説します。
目次
結論|初心者は「動かない相場」「急変リスクの高い相場」を避けよう
- レンジ相場・指標前後・流動性の薄い時間はリスクが高い
- まずはトレンドが出ている素直な時間帯から練習する
- 相場選びだけでも勝率が大きく変わる
危険① レンジ相場(方向感のないもみ合い)
特徴
- 上下に同じ幅で行ったり来たりを繰り返す
- 明確なトレンドがなく、ダマシのブレイクが多い
- 移動平均線が横ばいになっていることが多い
なぜ危険か
- 一見ブレイクしそうに見えてもすぐ戻される
- 損切りと利確のどちらも機能しづらい
- 無駄なエントリーが増え、資金がジリジリ削られる
見分け方
- 上位足でも方向がはっきりしない
- 高値・安値が更新されず横ばいが続く
- ボラティリティが低く値幅が小さい
僕も最初は「動いている気がする」だけで入ってしまい、コツコツ損失を積み重ねました。トレンドが出るまで待つ習慣を持つと一気に成績が改善しました。
危険② 重要指標の発表前後
特徴
- 米雇用統計、FOMC、CPIなど発表前後の数分〜数十分
- 一瞬で数十pips動くことがある
- スプレッドが急拡大、約定が滑りやすい
なぜ危険か
- チャートの形が崩れ、テクニカルが効きにくい
- 損切りが想定より大きく飛ばされる
- 経験がないと恐怖や焦りで誤操作しやすい
見分け方
- 経済指標カレンダーで発表時間をチェック(毎朝習慣化がおすすめ)
- 発表前は値動きが鈍くなり、発表と同時に一気に跳ねる動きが出やすい
僕も雇用統計発表直後に逆方向へ100pips飛ばされ、想定以上の損失になったことがあります。指標発表前後は「触らない」が最適です。
危険③ 流動性が薄い時間(オセアニア早朝・祝日・年末年始)
特徴
- 日本時間6〜8時前後、祝日や年末年始
- 取引量が極端に少なく、価格が飛びやすい
- スプレッドが広がりやすい
なぜ危険か
- 小さな注文でも大きく価格が動く
- 指値・逆指値が滑って不利な約定になりやすい
- 戦略が崩れやすく、予測不能の値動きになりがち
見分け方
- 世界の主要市場(東京・ロンドン・NY)が閉まっている時間
- 価格がほとんど動かないのに突然大きく飛ぶ
僕も最初の頃、早朝に「スプレッドが広がったまま逆指値が刺さる」という痛い経験をしました。流動性が低い時間は、勝負しない方が安全です。
安全にトレードするためのチェックリスト
- トレンドが出ていないレンジは避ける
- 経済指標カレンダーで重要イベントを必ず確認
- 東京前場・ロンドン序盤など、流動性の高い時間帯を選ぶ
- スプレッドが異常に広がっていないか確認する
Shinの実体験からのアドバイス
初心者のころは「とにかく動いている相場に飛び乗る」ことをしていましたが、ほぼ負けるかトントンでした。
時間帯と環境を選ぶようになってから、余計な損失が激減しました。
勝てる時間・安全な相場を選ぶ力は、手法より先に身につけてほしい大切なスキルです。
まとめ|「触らない勇気」が初心者を守る
- 初心者がまず避けるべきは「レンジ」「指標前後」「流動性の薄い時間」
- 勝つためには「勝ちやすい場面を選ぶ」ことが先決
- 僕もここを徹底したことで大きく成績が改善しました
まずは東京前場やロンドン序盤の素直な相場だけに集中しましょう。
相場選びが変わるだけで、勝率とメンタルの安定感が一気に上がります。
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