FXで最初につまずきやすいのが 「ロット数の決め方」 です。
感覚でロットを決めると、1回の損失で資金を大きく減らしてしまい、あっという間にドローダウンが深くなります。
僕も初心者の頃、ルールを決めずにロットを上げてしまい、連敗で資金を半減させたことがあります。
しかし、ロット計算の基本を理解してからは資金の減りが一気に安定し、成長スピードも上がりました。
この記事では、FXのロット計算を初心者向けにわかりやすく解説し、すぐに実践できる方法を紹介します。
目次
結論|損切り幅から逆算してロットを決める
- ロットは「口座資金 × 許容リスク ÷ 損切り幅」で計算する
- 初心者は1〜2%のリスクを目安にすると安全
- 感覚ではなく計算ルールを固定化することで資金を守れる
ロット計算の基本式
ロット数=(口座資金 × 許容リスク率)÷ 損切り幅(pips)÷ 100
※ドル円・1ロット=10万通貨、1pips=1000円の場合の簡易計算式
計算例①:資金10万円、損切り20pips、リスク2%の場合
- 口座資金:100,000円
- 許容リスク:2%=2,000円
- 損切り幅:20pips
ロット= 100,000 × 0.02 ÷ 20 ÷ 100 = 0.1ロット
結果:0.1ロットでエントリーすれば、20pipsの損切りで2,000円(2%)の損失に収まる
計算例②:資金30万円、損切り30pips、リスク1%の場合
- 口座資金:300,000円
- 許容リスク:1%=3,000円
- 損切り幅:30pips
ロット= 300,000 × 0.01 ÷ 30 ÷ 100 ≒ 0.1ロット
結果:30pips負けても損失は3,000円(1%)に抑えられる
初心者がやりがちな失敗と注意点
① 勝手にロットを上げる
- 「もう少しで取り返せそう」と感情的に増やすのは危険
② 損切りを動かして計算が崩れる
- エントリー後に損切りを広げると、計算していたリスクが一気に膨らむ
③ 勝率やRR比を無視する
- 1回のリスクを抑えても、勝率が極端に低いと資金は減る
- 勝率・RR比と組み合わせて初めて資金が守られる
ロット管理のコツ(実践的アドバイス)
- 必ずトレード前に計算する習慣をつける
- 1〜2%のリスクで十分
- 慣れても2%を超えるのは慎重に
- ドローダウンが大きくなったらさらにロットを下げる
- 僕も資金が半分近く減ったときは1ロットまで落として再スタートしました
- 表や計算ツールを使うと便利
- エクセルやスマホアプリを使うとすぐ算出できる
僕の実践ルール
- 資金10万〜50万の時期は常に1〜2%以内で固定
- 大きく減ったらリスクを1%以下に下げて「守り重視モード」
- ロットを感覚で動かさないことで、メンタルが安定する
まとめ|ロット計算は資金を守る最初の盾
- 損切り幅から逆算してロットを決めるのが基本
- 初心者はリスク1〜2%以内で安全運転
- 感覚ではなく計算ルールを固定化して守りを強化する
まずは小さなリスクで学びながら、ドローダウンを深くしないことが大切です。
これができると、成長スピードが大きく変わります。
➡ 資金管理の基礎はこちら:ドローダウンを安全に乗り越える方法
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